大学の時にわかったことは、真の教育者というのは、学生の意思を尊重し、その学生が必要とする知識を提供して導いてくれる人のことを言うと考えます。何が足らないのか、そして、何を必要としているのかを見極めて、足らない部分を補うように指導を行うことで、学生の能力を伸ばすことができます。そのために日本の大学教育では、ゼミナールという学者と接する機会を設けていると考えられます。大学教授というのは、ほんとうの意味で教育者であるとの印象を強く受けました。幅広い知識と経験を有し、学生の素朴な質問に答えることができることから、より多くの知識を学生に与えることができる存在です。大学教授は忙しいといいますが、週に1回のゼミナールでは時間を取って学生と向き合う時間を作っています。その中で、多くのことを学び吸収し、その事を今後の人生に活かすことができます。また、中には研究者を目指す学生が登場するかもしれず、その知識が役立ちます。